About Letterpress
活版印刷とは
What is Letterpress?
活版印刷とは
レタープレスプリンティング、活版印刷は ⾦属や⽊で
凸の版をつくり、それをならべて塗料を塗り、
圧をかけて印刷する印刷⼿法のこと。
ヨーロッパでは1445年のグーテンベルグによる
はじめての活版印刷機の発明からはじまり
約500年にわたり最も普及した印刷技術でした。
しかし、1970年代からはじまる印刷技術のデジタル化で
レタープレスは急速にすたれていきました。
そして、多くの印刷所がレタープレス印刷機を
廃棄または安価な価格で⼿放すこととなります。
しかし、近年レタープレスのもつ独特な仕上がりが
クリエイターを中⼼に再評価され、イギリス、アメリカを中⼼に
多くのレタープレススタジオがオープンしています。
Why is Letterpress?
活版印刷の魅力
本来レタープレスは”kiss touch”が良いとされてきました。
キスするように優しく圧をかけなるべく凹凸をつけずに仕上げ、
新聞や書籍などの裏⾯に影響がでないことが
⾼い技術として評価されていたのです。
ところがその後、反対に圧をかけることで⽣じる
表⾯の凹凸が作り出す陰影こそがレタープレスの独⾃性だとされ、
その美しさがレタープレスの再評価へとつながっていきます。
今では、あえて強い圧をかけ、紙素材にもこだわることで
くっきりとした陰影を与え、
その仕上がりを楽しむことが主流となってきています。
また、圧をかけることで活字そのものの線がくっきりと際⽴ち、
フォント(書体)の美しさを
より強く感じることができるのもレタープレスの魅⼒です。
How to Letterpress?
活版印刷の方法
レタープレスはすべて⼿作業で印刷していきます。
版を組み、インクを調合し、
紙を⼀枚づつ⼿で送りながら刷っていきます。
なので、たくさんの枚数を⼀度に作ることはできません。
けれども、1点1点、発⾊や刷り上がりの凹凸に
微妙な違いが⽣まれ、
むしろそれこそがレタープレスの魅⼒になっています。